DS293 Plus + 2.5G 追加

気になった事を試してみたので追記
iSCSIの速度と、Synology Driveで大きなファイルを同期した際の速度。


iSCSI

こんな感じ。
5年前のHDDなので今のHDDやフルSSDならもっと早いかも。
内蔵ストレージ扱いになるので、使い道もあるかもしれない。


Synology Driveに大きいファイルを置いて同期してみる

配置したのは大量のISOファイル。300GB程度。
最初は1.8Gbps程度出るが、途中から600Mbps程度に落ちてしまった。

なお1ファイルで600Mbps程度が上限、3ファイル同時にアップロードして1.8Gbpsという速度だった。

NAS側でHDDの読み取りが発生している。多分Synology Driveがファイル同期用の処理で色々やっているのだろう。
HDDの使用率も100%なので、ボトルネックはここになりそう。

シャットダウンしていた別PCで同期してファイルをダウンロードしてみる。

こちらも1ファイルでは600Mbps程度。3ファイル同時ダウンロードで2Gbps程度でのダウンロード速度。
ただし最後まで速度は維持され、アップロードより早く終了した。

DS923+で2.5G

DS923+を2.5Gに対応させたので記録です。

個人で使うなら用途で必要性が変わる。
多人数で使うなら載せたほうが良いだろうという感じ。


やったこと

  • DS923+に純正の拡張カードE10G22-T1-Miniを追加
  • Hubを2.5G対応の物に変更
  • PCは元々2.5G対応なのでそのまま
  • Lanケーブルは変更無し

nvmeを2枚搭載していると、一回取り外さないと拡張カードを認識しないという話を読んだことがありましたが、差すだけで認識されました。
アップデートで改善されたのでしょう。


ベンチマーク結果
シーケンシャルは2.5G出ています。
テストサイズでランダム結果が違うけど、SSDキャッシュのヒット率かな?


速度は出ましたが、自分の場合は実感が薄い感じでした。
小さいファイルの転送が多いので、まあそうだろう、という結果。
利用している機能だと以下の感じです。

  • Active Backup for Business
    フルバックアップは効果あり。
    2回目以降は元々時間が掛からないので、実感が薄いです。
  • Synology Drive
    用途次第。
    主に小さいファイルが多いので、ピーク速度は出ません。
    また、一回同期してしまえば以降の通信量は減ります。
  • 仮想マシンとコンテナ
    これらは基本的には影響しません。
    openmediavaultやTrueNASでも立てれば効果ありますが・・・
  • 普通にNASとして
    大きなファイル置くのは効果あり。
    小さいファイルは元々1GBps出てないので変化無さそう。

2.5Gの環境を整える敷居は下がりました。が、拡張カードの価格を考えると本当に必要か判断すべきという感じです。
当然大型ファイルのやり取りが主なら効果あり。

iSCSIで常用している人なら恩恵ありそうです。
気が向いたら10Gでの結果も確認してみたい。

Ubuntu 24.04にGitLabを入れる

2024年6月2日時点だとそのままでは入らなかったのでメモです。
基本はインストール手順(https://about.gitlab.com/ja-jp/install/#ubuntu)そのままです。

変更内容は単純で、Ubuntu 22.04 LTS向けのリポジトリに変更しています。
参考元:https://forum.gitlab.com/t/ubuntu-24-04-lts-support/103710


  1. 依存関係のインストール ※ Ubuntu 24.04だと全て入っている様子
    apt install curl openssh-server ca-certificates tzdata perl
  2. GitLabのリポジトリの追加と設定 ※ ここではPostfixは入れない
    curl https://packages.gitlab.com/install/repositories/gitlab/gitlab-ce/script.deb.sh -O
    bash script.deb.sh
    リポジトリのファイルを編集する
    vim /etc/apt/sources.list.d/gitlab_gitlab-ce.list
    ※ “noble”を”jammy”で置き換える。
  3. GitLabのインストール
    apt update
    apt intstall gitlab-ce
  4. GitLabの設定ファイル編集と構築
    vim /etc/gitlab/gitlab.rb
    ※ external_urlを必要に応じて変更
    gitlab-ctl reconfigure
  5. rootのパスワードを確保する ※ 一定時間で消える
    cat /etc/gitlab/initial_root_password

GitLabの設定ファイルに記載したアドレスでアクセスすると、ログイン画面が表示されます。
rootと、確保したパスワードでログインできれば問題ありません。

Zabbix 監視対象の追加

以前のZabbixサーバーに監視対象を追加します。


SNMPでの監視もできます。
が、ここではZabbix Agentを監視対象のサーバーに入れてみます。


Zabbix サーバーを立てた時と同じように、Zabbixのページで環境を選択すればインストール手順が出てきます。
https://www.zabbix.com/jp/download

サーバー側と違って、別途手順が足りないとかは無いため、公式とほぼ同じです。

  1. curl https://repo.zabbix.com/zabbix/6.4/ubuntu/pool/main/z/zabbix-release/zabbix-release_6.4-1+ubuntu24.04_all.deb -O
  2. dpkg -i zabbix-release_6.4-1+ubuntu24.04_all.deb
  3. apt update
  4. apt install zabbix-agent
  5. systemctl enable zabbix-agent

Agentは動いていますが、設定を行っていないためサーバーからアクセスできません。

/etc/zabbix/zabbix_agentd.conf を編集します。
設定箇所
Server:ZabbixサーバーのIPを指定する。
ServerActive:同上
Hostname:Zabbixサーバー上で指定するホスト名と合わせる
設定したらZabbix Agentを再起動しておきます。


最後にZabbixサーバーで監視対象のHostを追加します。
今回はZabbix Agentを利用したLinuxサーバーを監視するので、そのための設定を行います。

  1. データ収集:ホスト:ホストの作成
    ホスト名は上記Hostnameと一致させます。
    インターフェース:エージェントを選択し、IPを指定します。
    ホストグループ:Linux serversを指定します。
    テンプレート:Linux by Zabbix agentを指定します。
  2. 追加します
    テンプレートを追加していれば、自動で監視項目が追加されています。

ダッシュボードへの追加

今回はCPU、メモリ、Diskがざっと確認できるようにします。
ダッシュボードには初期状態で「Top hosts by CPU utilization」という項目があり、既にCPU負荷が確認できます。ここにメモリとDiskの項目を追加します。

マウスオーバーすると歯車が出るので、クリックして設定画面を表示します。
ホストに先ほどの監視対象サーバーを追加、列にメモリとディスクの使用率を追加しておきます。

ダッシュボードから、不要なパネルの削除とリサイズを行います。
必要なら色々追加しても面白いでしょう。
編集したら右上の「変更を保存」を行います。パネル内部の変更であっても、保存する必要があります。

Zabbix サーバー

Zabbix サーバーを立ててみたのでの簡単なメモ


サーバーの構築

次のページで環境を指定して、表示されたコマンドを実行すればサーバー側は動くようになります。
https://www.zabbix.com/jp/download


今回指定した環境

  • Zabbixバージョン:6.4
  • OSとバージョン:Ubuntu 24.04LTS
  • コンポーネント:Server, Frontend, Agent
  • データベース:PostgreSQL
  • Web Server:Nginx

Zabbixサーバーが動くまでの手順

上記の通り、基本的には表示されたコマンドで足ります。

  1. リポジトリの設定
    • curl https://repo.zabbix.com/zabbix/6.4/ubuntu/pool/main/z/zabbix-release/zabbix-release_6.4-1+ubuntu24.04_all.deb -O
    • dpkg -i zabbix-release_6.4-1+ubuntu24.04_all.deb
    • apt update
  2. Zabbix周りのインストール
    • apt install zabbix-server-pgsql zabbix-frontend-php php8.3-pgsql zabbix-nginx-conf zabbix-sql-scripts zabbix-agent
  3. PostgreSQLのインストール
    • sudo apt install postgresql
  4. DBのユーザーとDBの作成
    • sudo -u postgres createuser –pwprompt zabbix
      パスワード入力あり
    • sudo -u postgres createdb -O zabbix zabbix
    • zcat /usr/share/zabbix-sql-scripts/postgresql/server.sql.gz | sudo -u zabbix psql zabbix
  5. ZabbixのNginxファイルの編集
    ポートを指定する。今回は80
    サーバー名を指定する。今回は_
    • vim /etc/zabbix/nginx.conf
  6. Nginxのデフォルト設定を消す
    Zabbixのポートを80にしたため必要
    • unlink /etc/nginx/sites-enabled/default
  7. 日本語化
    Zabbixの日本語化の為の設定
    • vim /etc/locale.gen
    • locale-gen
  8. Zabbix再起動と、自動起動の設定
    • systemctl restart zabbix-server zabbix-agent nginx php8.3-fpm
    • systemctl enable zabbix-server zabbix-agent nginx php8.3-fpm

今回の設定では、IPアドレス等でサーバーにアクセスすると初期設定画面が表示されます。
また、日本語化してあるのでインストールの時点から言語に日本語が選べます。
設定箇所は色々ありますが、最低限PostgreSQLのパスワードだけ指定すれば動作します。


特に問題が無ければ、Zabbixサーバー自体を監視した状態になっているはずです。

Zabbix Server 画面

WordPressのPHPバージョン周り

前回画面が変になった際にPHPのバージョンを変更しています。
WordPressのPHP周りの話を見かけたので残しておきます。

積極的に情報を収集しているわけではないので、偶然見つけただけです。


情報源


一つ目のページは、次のWordPressからPHPの推奨バージョンが8.1か8.2になるという話。新しいバージョンで、新しいPHPが推奨環境になるという、普通の話。

二つ目のページではより詳細に記述があります。
現行のWordPress6.3.2がサポートしていると明記される最新のPHPは7.4です。
PHP8.0や8.1は例外付きの互換性ありです。(レンサバがWordPressの推奨環境とか明記してたけど、根拠が知りたくなる)
PHP8.2に関しては仮状態です。(beta supportがどの程度の意味は調べていません)


前回これ見てたら判断が楽だったなぁという話でした。

load-styles.phpが503

これ、なんだと思う?
WordPressの管理画面。CSSが無くて崩壊しているソレ

load-styles.phpが503で動いていないようです。
と言う訳で調査…するまでもなく、検索すれば前例と解決策が出てくるので、試してみます。

  • 原因:PHPのバージョン
  • 対策:PHPのバージョンを変更する
  • 他に見た対策:PHPの高速化設定を停止

とはいえ、一応情報は集めましょう。
現状と公式から得た情報は以下の通りです。

  • 現在のPHP:8.0.30
  • 現在のPHP高速化設定:有効
  • WordPress公式のPHP指定:7.4以上
  • レンサバのWordPress推奨:8.1.22

WordPress公式のPHP指定は古いですね。特に必要がなければ現在のバージョンから下げるのは優先度低めにしたいところです。
PHP高速化設定も有効状態です。こちらも無効にするのは後にしたい。


今回はレンサバがわざわざWordPress推奨のバージョンを記載しているので、8.0.3から8.1.22に変更しました。
7.4.33に変更しました。

結果としては管理画面は修正されました。
再発したらPHP高速化の無効化してみたいと思います。

Redmine 5 環境構築メモ

Redmineをローカルで弄ってみるかと思ったけど、公式の手順通りだと動かなかったのでメモ(当然手順を追えていないだけの可能性はある)
公式手順:https://www.redmine.org/projects/redmine/wiki/redmineinstall


環境

  • Ubuntu 22.04 LTS Server版
  • DBにPostgreSQL
  • インストールするのはRedmine 5.0

手順について

  • とりあえず全部コピペして動かせばRedmineが動く
  • 実行ユーザーは最低でもsudoersに必要な権限が乗っていること
    Ubuntuなら通常は初期ユーザーでOK
  • 「redmine」というユーザーを作成するので、既に居る場合は書き換える
  • 多分余計な手順も入っていると思う

以下手順という名前のスクリプト

# 設定
# DBパスワード
db_password=my_password


# 依存関係のインストール
sudo apt install subversion -y
sudo apt install ruby ruby-dev -y
sudo apt install build-essential -y
sudo apt install libpq-dev -y
sudo apt install postgresql -y


# ユーザーの追加
sudo adduser redmine --disabled-password --gecos ""


# DBセットアップ
sudo -u postgres psql -c "CREATE ROLE redmine LOGIN ENCRYPTED PASSWORD '$db_password' NOINHERIT VALID UNTIL 'infinity';"
sudo -u postgres psql -c "CREATE DATABASE redmine WITH ENCODING='UTF8' OWNER=redmine;"
sudo -u redmine psql -U redmine -d redmine -c "CREATE SCHEMA redmine;"
sudo systemctl restart postgresql


# 環境構築
sudo -u redmine svn co https://svn.redmine.org/redmine/branches/5.0-stable /home/redmine/redmine-5.0
echo "
production:
  adapter: postgresql
  database: redmine
  host: localhost
  username: redmine
  password: \"$db_password\" 
  encoding: utf8
  schema_search_path: redmine
" | sudo -u redmine tee /home/redmine/redmine-5.0/config/database.yml
sudo gem install bundler
sudo -u redmine sh -c "cd /home/redmine/redmine-5.0; bundle config set --local without 'development test'"
sudo -u redmine sh -c "cd /home/redmine/redmine-5.0; bundle config set --local path 'vendor/bundle'"
sudo -u redmine sh -c "cd /home/redmine/redmine-5.0; bundle install"
sudo -u redmine sh -c "cd /home/redmine/redmine-5.0; bundle exec rake generate_secret_token"
sudo -u redmine sh -c "cd /home/redmine/redmine-5.0; RAILS_ENV=production bundle exec rake db:migrate"
sudo -u redmine sh -c "cd /home/redmine/redmine-5.0; RAILS_ENV=production REDMINE_LANG=ja bundle exec rake redmine:load_default_data"
sudo -u redmine sh -c "cd /home/redmine/redmine-5.0; mkdir -p tmp tmp/pdf public/plugin_assets"
sudo -u redmine sh -c "cd /home/redmine/redmine-5.0; chown -R redmine:redmine files log tmp public/plugin_assets"
sudo -u redmine sh -c "cd /home/redmine/redmine-5.0; chmod -R 755 files log tmp public/plugin_assets"
sudo -u redmine sh -c "cd /home/redmine/redmine-5.0; find files log tmp public/plugin_assets -type f -exec chmod -x {} +"


# 検証用サーバーの起動など
sudo gem install webrick
sudo -u redmine sh -c "cd /home/redmine/redmine-5.0; bundle add webrick"
sudo apt install imagemagick -y
sudo apt install libmagickwand-dev -y
sudo -u redmine sh -c "cd /home/redmine/redmine-5.0; bundle add rmagick"
sudo -u redmine sh -c "cd /home/redmine/redmine-5.0; bundle exec rails s -e production"

サイト刷新中

完成してから載せ替えるものじゃないの?
とは思うところですが、サイトを刷新中。

空き時間で直す感じなので、多分暫くは触っているでしょう。

ちなみに1年以上何もしてなかったらしいですよ?

雑記:PC冷やす

追記(オチ)
UEFIからCPBとPBOを無効化したらCPU温度はおとなしくなりました。
PBOはあまり差異を感じなかった感じです。
CineBench R23は22300程。LNA無しの室温20度でCPUは55度弱です。
UEFIも触ってみるものですね。

完全に雑記です

PCの温度が高いことに気付いた。
CPUはAMDのRyzenなので、サーマルスロットリングを起こす90度ギリギリです。
VRM温度は詳しく知らないけど、まあ良い温度には思えない。
何より、どちらも精神衛生上よろしくない。

ということで、PCに手を入れました。自作機なので好き勝手出来ます。

  1. マザーボード変更
    B550M AORUS PRO から B550M AORUS PRO-P に変更。
    一見同じだけど、VRM周りが違う。
    10+3フェーズVRM 低RDS(ON)MOSFET から、10+2 DrMOSFET になっている。
    詳しくはないが、ドライバーMOSFETはだいぶ発熱が小さいとのこと。元々も低発熱と言うけど、80度まで上がってしまっている。
  2. CPUクーラーの変更
    NH-U9S からNH-U12A (LNA使用)に変更。
    こちらは純粋に同じメーカーの上位版に置き換えの方針。
    一応Noctua公式では、NH-U9Sでも問題ないと表記されているけど、実際88度まで上がってしまっている。

結果です。これだけ変わりました。
VRM温度は30度下がりました。
CPUは14度低下ですが、LNA使用で性能が下がってこれです。グリスの性能も最初は発揮されないとのことだし、何よりこれだけ下がれば満足です。
ちなみにLNAを使用したのは、騒音が酷くなったからです。仕様上の騒音値は22.8dBAから22.6dBAに下がっているので、ケースとの相性が悪いのでしょう。

おまけ、今回負荷に使ったCinebench R23の結果です。
改修前
改修後
22556ptsから25079ptsにスコアアップしました。