タスクバーの検索からWeb検索を消す

Windows10の時代からあった気もするが、Windows11はタスクバーの検索をするとWebから情報を取ってきて表示します。
これを削除していきます。その場所からWebの検索をしたいわけではない。
ちなみに2025年6月7日現在、同時にCopilotのアイコンも消えるようです。


レジストリに設定を積むことで、タスクバーのWeb検索機能を無効化(ついでにCopilotのアイコン非表示)することができます。
という事で、積むべき設定を調べます。

今回は試しにCopilotで方法を表示させてみました。
別にブロックワードでも何でもないようで、1回目で方法、2回目で設定するコマンドを普通に表示してくれています。

以下コマンド
レジストリを変更するため、完全に自己責任での実行となります。

REG ADD HKCU\SOFTWARE\Policies\Microsoft\Windows\Explorer /v DisableSearchBoxSuggestions /t REG_DWORD /d 1 /f

Web(とCopilot)が消えました。

右クリックのコンテキストメニューを戻す

Windowsで右クリックすると出てくるコンテキストメニュー。
これがWindows11で変更になっています。

シンプルに慣れなかったので古いタイプに戻します。


Windows11の話題としては特に目新しい話でもなく、少し検索すればすぐに方法は出てきましたが、これはレジストリ編集が必要のようです。
最悪Windowsが動作しなくなるので自己責任の世界です。

レジストリエディタで設定する方法もあるけど、コマンドプロンプトで設定したほうが早いのでそうします。

reg.exe add "HKCU\Software\Classes\CLSID\{86ca1aa0-34aa-4e8b-a509-50c905bae2a2}\InprocServer32" /f /ve

こちらはWindows11の方に戻す方法

reg.exe delete "HKCU\Software\Classes\CLSID\{86ca1aa0-34aa-4e8b-a509-50c905bae2a2}" /f

以下参考
https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/column/18/02735/013000009/

今更Windows11

今更ながらWindows10からWindows11に更新したのでメモ兼備忘録です。


インストールにはMicrosoftのサイトからダウンロードできる、Windows11InstallationAssistantを利用しました。
Windows11の要件を満たしていれば後は放置で更新されます。
とはいえ、インストール後にはWindows Updateした方が良いです。

  • Windows Update
    普通に更新プログラムが降ってくるので忘れずに更新する
  • ドライバ類
    必要に応じて更新する

設定の変更

好みで変更します。Windows10からの更新なので既に設定済みの個所もある。
変更した箇所以外にも、気になった個所は記載しておいた。
こうしてみるとOFFにしてばかり。

妙に設定までが遠かったり、関連する設定を押すと違う場所に飛ばされて迷子になったりと、デグレ感は強い。

  • システム
    ディスプレイ:拡大率を変更(物による)
    通知:OFF
    電源:電源、スリープ、休止状態のタイムアウト:適切に設定
    近距離通信:OFF
    マルチタスク:スナップ:OFF
    マルチタスク:シェイク:OFF
    クリップボード:履歴:OFF
  • Bluetoothとデバイス
    自動再生:OFF
  • 個人用設定
    ロック画面:ロック画面にトリビアなどを表示:OFF
    スタート:レイアウト:更にピン止めを表示する
    スタート:ヒントやおすすめ:OFF
    スタート:通知を表示:OFF
    スタート:フォルダー:必要な物を追加
    タスクバー:検索:非表示
    タスクバー:タスクビュー:OFF
    タスクバー:ウィジェット:OFF
    タスクバー:タスクバーの動作:配置:左揃え
    タスクバー:タスクバーの動作:共有:OFF
    タスクバー:タスクバーの動作:隅を選択:OFF
    デバイスの使用状況:全てOFF
  • アプリ
    インストールされているアプリ:不要なものを消す
    アプリの詳細設定:アプリをアーカイブする:OFF
    Webサイト用のアプリ:全てOFF
    スタートアップ:不要なものをOFF
  • アカウント
    サインインオプション:追加の設定:全部OFF
  • 時刻と言語
    入力:入力インサイト:OFF
  • ゲーム
    キャプチャ:最長録画時間4時間
    フレームレート:60fps
    ビデオ品質:高
  • アクセシビリティ
    視覚効果:スクロールバーを常に表示する
    ナレーター:キーボードショートカット:OFF
  • プライバシーとセキュリティ
    全部OFF
  • Windows Update
    詳細オプション:その他のMicrosoft製品の更新プログラムを受け取る:ON

ソフトの設定

地味に基本的なソフトに更新が入っています。
個人的にメモ帳が以前のファイルを覚えているのは不便です。
消したんだから消えてほしい。

  • タスクマネージャ
    既定のスタートページ:パフォーマンス
  • メモ帳
    最近使ったファイル:OFF
    スペルチェック:OFF
    自動修正:OFF
    Copilot:OFF
  • 電卓
    モード:関数電卓

ソフト

  • 意図しないソフトがインストールされているので消す

スタートメニュー

設定と共に個人的にWindows11の残念ポイント
Windows10のスタートメニューの完成度が高かったとも言える
おすすめはエリア自体不要だし、領域の拡大すらできないのはデグレポイント高い

  • 不要なソフトをスタートからピン止めを外す
  • 必要なソフトをスタートへピン止め

とりあえずこの辺を設定した。
また何か設定したら備忘録として残しておきたい。

Synology周り雑記

Synologyが2025年以降、利用可能なストレージを制限するという話があったのでメモです。
エンタープライズ向けは数年前からやっていたらしいですね。

とりあえず以下のURLを斜め読みした感じ。
記述は変わる可能性もあります。
https://kb.synology.com/ja-jp/DSM/tutorial/Drive_compatibility_policies

  • 2025年からPlusシリーズ(個人向け)でもストレージを制限する
    • 古いモデルに遡って制限することは無い
    • Synologyの公表している互換性リストに存在するストレージのみサポートする
    • HDDは動作させない
      ※ 古い筐体から移行する場合は許可する
    • SSDは動作させるがサポートしない
      ※ Synologyが個人向けレベルのSSDを用意していないため

「互換性リストに存在するストレージのみサポートする」は旧モデルでも書いてあるし、現実問題すべてのストレージのサポートは不可能なので自己責任で勝手に使う範囲だったのだが、それを一切動かなくしたという感じ。

一方でSSDについてはSynologyの互換リストを見ての通り、SynologyはEnterprise向け製品しかないため、勝手に適当なSSDを放り込んでも、識別はしないが動きはするという記載です。


各社HDD製造会社が販売しているNAS向けHDDも、そもそも動かなくさせる方針のようです。単にユーザーの離反が増えるだけだと思うけどどうなんだろう。
ある意味どうなるか興味のあるところです。


おまけ

今現在DS923Plusに色々付けて使っているので他人事じゃない。普通に乗り換え先については考えるかもしれないけど、それはその時。
ハードというよりは、動かしている機能の方が問題なので、乗り換えなら、乗り換え先に機能があるか否かで判断になるでしょう。

仮にQNAPとすると、欲しい機能はこうなるのだろうか。
こうして見ると、あんまり機能活用して無いね。

  • Active Backup for Business
    ⇒無さそう。ただほかの選択肢もある
  • Snapshot Replication
    ⇒基本機能として実装済み。保持できる数は減るっぽい
  • Virtual Machine Manager
    ⇒Virtualization Station
  • Synology Drive
    ⇒QSYNC

DS293 Plus + 2.5G 追加

気になった事を試してみたので追記
iSCSIの速度と、Synology Driveで大きなファイルを同期した際の速度。


iSCSI

こんな感じ。
5年前のHDDなので今のHDDやフルSSDならもっと早いかも。
内蔵ストレージ扱いになるので、使い道もあるかもしれない。


Synology Driveに大きいファイルを置いて同期してみる

配置したのは大量のISOファイル。300GB程度。
最初は1.8Gbps程度出るが、途中から600Mbps程度に落ちてしまった。

なお1ファイルで600Mbps程度が上限、3ファイル同時にアップロードして1.8Gbpsという速度だった。

NAS側でHDDの読み取りが発生している。多分Synology Driveがファイル同期用の処理で色々やっているのだろう。
HDDの使用率も100%なので、ボトルネックはここになりそう。

シャットダウンしていた別PCで同期してファイルをダウンロードしてみる。

こちらも1ファイルでは600Mbps程度。3ファイル同時ダウンロードで2Gbps程度でのダウンロード速度。
ただし最後まで速度は維持され、アップロードより早く終了した。

DS923+で2.5G

DS923+を2.5Gに対応させたので記録です。

個人で使うなら用途で必要性が変わる。
多人数で使うなら載せたほうが良いだろうという感じ。


やったこと

  • DS923+に純正の拡張カードE10G22-T1-Miniを追加
  • Hubを2.5G対応の物に変更
  • PCは元々2.5G対応なのでそのまま
  • Lanケーブルは変更無し

nvmeを2枚搭載していると、一回取り外さないと拡張カードを認識しないという話を読んだことがありましたが、差すだけで認識されました。
アップデートで改善されたのでしょう。


ベンチマーク結果
シーケンシャルは2.5G出ています。
テストサイズでランダム結果が違うけど、SSDキャッシュのヒット率かな?


速度は出ましたが、自分の場合は実感が薄い感じでした。
小さいファイルの転送が多いので、まあそうだろう、という結果。
利用している機能だと以下の感じです。

  • Active Backup for Business
    フルバックアップは効果あり。
    2回目以降は元々時間が掛からないので、実感が薄いです。
  • Synology Drive
    用途次第。
    主に小さいファイルが多いので、ピーク速度は出ません。
    また、一回同期してしまえば以降の通信量は減ります。
  • 仮想マシンとコンテナ
    これらは基本的には影響しません。
    openmediavaultやTrueNASでも立てれば効果ありますが・・・
  • 普通にNASとして
    大きなファイル置くのは効果あり。
    小さいファイルは元々1GBps出てないので変化無さそう。

2.5Gの環境を整える敷居は下がりました。が、拡張カードの価格を考えると本当に必要か判断すべきという感じです。
当然大型ファイルのやり取りが主なら効果あり。

iSCSIで常用している人なら恩恵ありそうです。
気が向いたら10Gでの結果も確認してみたい。

Ubuntu 24.04にGitLabを入れる

2024年6月2日時点だとそのままでは入らなかったのでメモです。
基本はインストール手順(https://about.gitlab.com/ja-jp/install/#ubuntu)そのままです。

変更内容は単純で、Ubuntu 22.04 LTS向けのリポジトリに変更しています。
参考元:https://forum.gitlab.com/t/ubuntu-24-04-lts-support/103710


  1. 依存関係のインストール ※ Ubuntu 24.04だと全て入っている様子
    apt install curl openssh-server ca-certificates tzdata perl
  2. GitLabのリポジトリの追加と設定 ※ ここではPostfixは入れない
    curl https://packages.gitlab.com/install/repositories/gitlab/gitlab-ce/script.deb.sh -O
    bash script.deb.sh
    リポジトリのファイルを編集する
    vim /etc/apt/sources.list.d/gitlab_gitlab-ce.list
    ※ “noble”を”jammy”で置き換える。
  3. GitLabのインストール
    apt update
    apt intstall gitlab-ce
  4. GitLabの設定ファイル編集と構築
    vim /etc/gitlab/gitlab.rb
    ※ external_urlを必要に応じて変更
    gitlab-ctl reconfigure
  5. rootのパスワードを確保する ※ 一定時間で消える
    cat /etc/gitlab/initial_root_password

GitLabの設定ファイルに記載したアドレスでアクセスすると、ログイン画面が表示されます。
rootと、確保したパスワードでログインできれば問題ありません。

Zabbix 監視対象の追加

以前のZabbixサーバーに監視対象を追加します。


SNMPでの監視もできます。
が、ここではZabbix Agentを監視対象のサーバーに入れてみます。


Zabbix サーバーを立てた時と同じように、Zabbixのページで環境を選択すればインストール手順が出てきます。
https://www.zabbix.com/jp/download

サーバー側と違って、別途手順が足りないとかは無いため、公式とほぼ同じです。

  1. curl https://repo.zabbix.com/zabbix/6.4/ubuntu/pool/main/z/zabbix-release/zabbix-release_6.4-1+ubuntu24.04_all.deb -O
  2. dpkg -i zabbix-release_6.4-1+ubuntu24.04_all.deb
  3. apt update
  4. apt install zabbix-agent
  5. systemctl enable zabbix-agent

Agentは動いていますが、設定を行っていないためサーバーからアクセスできません。

/etc/zabbix/zabbix_agentd.conf を編集します。
設定箇所
Server:ZabbixサーバーのIPを指定する。
ServerActive:同上
Hostname:Zabbixサーバー上で指定するホスト名と合わせる
設定したらZabbix Agentを再起動しておきます。


最後にZabbixサーバーで監視対象のHostを追加します。
今回はZabbix Agentを利用したLinuxサーバーを監視するので、そのための設定を行います。

  1. データ収集:ホスト:ホストの作成
    ホスト名は上記Hostnameと一致させます。
    インターフェース:エージェントを選択し、IPを指定します。
    ホストグループ:Linux serversを指定します。
    テンプレート:Linux by Zabbix agentを指定します。
  2. 追加します
    テンプレートを追加していれば、自動で監視項目が追加されています。

ダッシュボードへの追加

今回はCPU、メモリ、Diskがざっと確認できるようにします。
ダッシュボードには初期状態で「Top hosts by CPU utilization」という項目があり、既にCPU負荷が確認できます。ここにメモリとDiskの項目を追加します。

マウスオーバーすると歯車が出るので、クリックして設定画面を表示します。
ホストに先ほどの監視対象サーバーを追加、列にメモリとディスクの使用率を追加しておきます。

ダッシュボードから、不要なパネルの削除とリサイズを行います。
必要なら色々追加しても面白いでしょう。
編集したら右上の「変更を保存」を行います。パネル内部の変更であっても、保存する必要があります。

Zabbix サーバー

Zabbix サーバーを立ててみたのでの簡単なメモ


サーバーの構築

次のページで環境を指定して、表示されたコマンドを実行すればサーバー側は動くようになります。
https://www.zabbix.com/jp/download


今回指定した環境

  • Zabbixバージョン:6.4
  • OSとバージョン:Ubuntu 24.04LTS
  • コンポーネント:Server, Frontend, Agent
  • データベース:PostgreSQL
  • Web Server:Nginx

Zabbixサーバーが動くまでの手順

上記の通り、基本的には表示されたコマンドで足ります。

  1. リポジトリの設定
    • curl https://repo.zabbix.com/zabbix/6.4/ubuntu/pool/main/z/zabbix-release/zabbix-release_6.4-1+ubuntu24.04_all.deb -O
    • dpkg -i zabbix-release_6.4-1+ubuntu24.04_all.deb
    • apt update
  2. Zabbix周りのインストール
    • apt install zabbix-server-pgsql zabbix-frontend-php php8.3-pgsql zabbix-nginx-conf zabbix-sql-scripts zabbix-agent
  3. PostgreSQLのインストール
    • sudo apt install postgresql
  4. DBのユーザーとDBの作成
    • sudo -u postgres createuser –pwprompt zabbix
      パスワード入力あり
    • sudo -u postgres createdb -O zabbix zabbix
    • zcat /usr/share/zabbix-sql-scripts/postgresql/server.sql.gz | sudo -u zabbix psql zabbix
  5. ZabbixのNginxファイルの編集
    ポートを指定する。今回は80
    サーバー名を指定する。今回は_
    • vim /etc/zabbix/nginx.conf
  6. Nginxのデフォルト設定を消す
    Zabbixのポートを80にしたため必要
    • unlink /etc/nginx/sites-enabled/default
  7. 日本語化
    Zabbixの日本語化の為の設定
    • vim /etc/locale.gen
    • locale-gen
  8. Zabbix再起動と、自動起動の設定
    • systemctl restart zabbix-server zabbix-agent nginx php8.3-fpm
    • systemctl enable zabbix-server zabbix-agent nginx php8.3-fpm

今回の設定では、IPアドレス等でサーバーにアクセスすると初期設定画面が表示されます。
また、日本語化してあるのでインストールの時点から言語に日本語が選べます。
設定箇所は色々ありますが、最低限PostgreSQLのパスワードだけ指定すれば動作します。


特に問題が無ければ、Zabbixサーバー自体を監視した状態になっているはずです。

Zabbix Server 画面

WordPressのPHPバージョン周り

前回画面が変になった際にPHPのバージョンを変更しています。
WordPressのPHP周りの話を見かけたので残しておきます。

積極的に情報を収集しているわけではないので、偶然見つけただけです。


情報源


一つ目のページは、次のWordPressからPHPの推奨バージョンが8.1か8.2になるという話。新しいバージョンで、新しいPHPが推奨環境になるという、普通の話。

二つ目のページではより詳細に記述があります。
現行のWordPress6.3.2がサポートしていると明記される最新のPHPは7.4です。
PHP8.0や8.1は例外付きの互換性ありです。(レンサバがWordPressの推奨環境とか明記してたけど、根拠が知りたくなる)
PHP8.2に関しては仮状態です。(beta supportがどの程度の意味は調べていません)


前回これ見てたら判断が楽だったなぁという話でした。